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現在、ふろしきは実用品としてよりも、贈答品としての需要がほとんどです。関西地方では婚礼内祝・快気祝・叙勲内祝、関東地方では仏事返礼などの答礼品として、ふろしきは多用されています。これは、ふろしきには幅広い価格ランクがあるため、予算にあわせて自由に選択がしやすいことや、ふろしきのデザインや、配された文様によって贈る人の気持ちを間接的に表現することができる、また、かさばらないため何枚重複して贈られても邪魔にならない、など様々な理由が挙げられますが、いずれもふろしきの普遍性、柔軟性が指示されてのことであると考えられます。
普遍的な一枚の四角い布であるふろしきは、どのような時代でも社会や世相に適応しながら使われ続け、現在に至っています。最も簡単な一枚の四角い布は長い歴史の中で人々の生活に溶け込み、様々な背景、位置づけを有するようになりました。ふろしきという名は無かったにせよ、人類は布を、包みもの、覆いもの、敷きものとして使用してきました。一枚の布としてのふろしきは、「くらしの布」として、今も変わらず人々の生活の中で様々な使い方をされています。ふろしきは”包みもの”としてのみならず、生活布としてこれからも使われ、人々の生活の中で生きつづけてゆくことでしょう。









