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第17回展示「ふろしき・袱紗ポスター展」

平成17年5月6日(金)〜8月5日(金)

昭和39年(1964年)4月15日、和装小物の老舗細田(株)の大番頭であった高島与市郎氏の著作にかかる『和装小物の史実』が発刊され、「ふろしき」に関しては和田卯一郎氏が記載された文末に「帛紗と風呂敷に関しては宮井傳之助(二代目社長)が目下調査中で、近く発行されることになるだろう」と表記されています。この一文が刺激となって傳之助社長は昭和43年(1968年)『袱紗・風呂敷』の上梓を決意、準備を進めましたがこの年の8月に死去し、その意志は三代目社長 宮井恭三に引き継がれました。社内に出版に関する実行委員会が設置され、角山幸洋著になる『袱紗・風呂敷』が宮井(株)刊行で、昭和45年(1970年)8月21日、宮井(株)創業70周年記念出版として関係方面に配布されました。この出版が契機となって、宮井(株)に袱紗・風呂敷についてのコレクションが所蔵されていることが公開され、各種美術館からの出品協力要請が相次ぐようになります。

従来、宮井(株)コレクションは温故知新の理に倣い商品開発のために蒐集されたものであるため、一般に公開されることはなかったのですが、歴代社長は「袱紗・風呂敷の染織コレクションは弊社所有のものではあるが、もっと一般に広く公開し、公器性をもって研究者の資となすべき使命を有する」との考え方がありました。

弊社コレクションがはじめて公開されたのは、昭和48年(1973)6月30日〜8月5日にサントリー美術館で開催の特別陳列「袱紗」展で、以後各方面からの要請に基づき、各美術館その他で袱紗・風呂敷に関する展覧が行われるようになりました。袱紗展で異彩を放ったのが日本の衣裳王といわれた野村正治郎の袱紗コレクション56点で、米国カリフォルニア州ミルズ大学アートギャラリーに寄贈され、米国内で1983年〜1986年3年間に亘り「袱紗」の巡回展を開催、非常な好評を博しました。この巡回展は米国東洋染織研究家のヘイズ夫妻がキュレーターとして担当していたのですが、袱紗解説のため昭和55年(1980)に同夫妻が弊社を訪問、弊社が袱紗文様解説に協力したことから世界の美術館が所有する袱紗コレクションが判明しました。英国ヴィクトリア&アルバート美術館(55点)、英国王立スコットランド博物館(18点)、仏国リヨン織物美術館(11点)、米国サンタ・バーバラ美術館(46点)、米国カリフォルニア州ミルズ大学(56点)、米国ヘイズ夫妻コレクション(31点)などがあります。

四代目社長 宮井欣ニは創業90周年記念出版として、袱紗を所蔵する世界の美術館の文様解説を中心として染織調査を行うことを部下に命じ、ヘイズ夫妻協力による紹介書もあって、3年に亘り染織調査の上、平成3年(1991)8月21日『袱紗』和文・英文版が上梓され、同時に宮井(株)創業90周年記念の「贈答の美 袱紗展」が下関美術館・京都文化博物館・東京都庭園美術館において開催されました。また平成6年(1994年)には福島県郡山市の三瓶清子氏と薬師寺の加藤執事が弊社を来訪され、木綿筒描を主体とする「重掛・風呂敷」展を京都の地において開催してほしいとの要望があり、思文閣美術館に企画書を提出。平成8年(1996年)に「包むこころ重掛・風呂敷」展が開催されました。これを毎日新聞社企画部の福島稔氏と神奈川県立歴史博物館の橋本健一郎氏がご覧になり、毎日新聞創刊125周年記念催事として取り上げ、三瓶コレクションの不足する資料は宮井(株)と沖縄県立博物館が出品協力し、国内8館を巡回する事となりました。

四代目社長 宮井欣ニは2001年に創業100周年を迎えるところから、14年間に亘って蒐集した世界の風呂敷を公開することになり、(財)千里文化財団に相談したところ、3年の歳月を経て、国立民族学博物館教授(当時)熊倉功夫実行委員長のもと2年の準備期間を経て、六代目社長 宮井宏明の時代に国立民族学博物館で2002年10月3日「世界大風呂敷展 布で包むものと心」が開催され、3年をかけて国内外7館を巡回することになりました。 「ふろしき・袱紗ポスター展」はこうした過程の中で蒐集されたものであり、弊社企業文化の訴求を図る活動の一端としてご笑覧願おうとするものであります。

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